土屋さんの記念すべき風俗デビュー店ですよここは。確か21歳くらいだったかと。高卒からずっと地元で普通の仕事してた時で、仲良かった友達から一緒にやらない？と言われたのがきっかけ。宮町にある小さな会社のOLだったので16万くらいの手取りだったんでなんにもできなくって。服やら化粧品やら色々揃えたいお年頃じゃないですかー。だからなんにも考えず二つ返事でOK。
業種とかどんな事やるかもほとんど理解してなくって、まあちょっとした好奇心もあったんだと思う。

求人雑誌とかじゃなく、どこかのエロビデオショップの雑誌コーナーにあった男の人が見る、風俗紙の裏表紙？に一面広告を載せてたのが輝きだっただけで、どこがどうかはよくわからなかった。

はじめての出勤の日になって凄い緊張して、正直辞めようと思ったんだけど、風俗って休んだら怖い事させられると思ってた田舎者なので('_')。とりあえず足取り重く大宮から新宿まで行ってみる。予約は出勤して確かすぐに1本はいったはず。場所どっかのシティホテルだったなあ。案外普通だった。拍子抜けするほどに。結構震えてたからか、よくあるような本強っていうのはなくて、相手も気使ってくれてた、結局イカせられなかったしね。

凄く思うんだけど、風俗って一番はじめの客でそのまま続けるか、やっぱり合わないから辞めるとか、その後の風俗人生に結構関わってくるよね。
迎えに来てくれたドライバーもスタッフも大丈夫だった？と口をそろえて聞いてくれた。昼間の仕事では生理でも重い荷物持たせられるのに、なんてこいつら良い奴らなの？と感動してたらすぐに2本目。その時点でスタッフから今日は初日だからこれで終わりにする？と聞かれたので一気に心が楽に。

2人目はドア開けるなりいきなり、本番大丈夫だよね？って言われてこっちは目が点。まだウブな私は本番の意味もわからねえ！と思いながらも、悪い癖の舐められたくない大宮根性が発揮され【お、おうよ！】と言ってしまい無事に挿入。本当、今思えばあの時の自分を殺してやりたいです。入ってるかわかねえ粗チンだったけどな。くそが。といった感じで初日は3万近くもらって帰りました。輝きの近くにセブンがあるんだけど、そこのイートインスペースでコーヒー飲んで【ああ、とうとう金で体売っちまったなあ】と思いながら、ぼーっとしてから帰った。

そんなこんな、紆余曲折をえて10か月ほど輝きでは稼ぎました。ほとんど遅番、昼の仕事と掛け持ち。金曜日と土曜日の夜が多かったけど週2日程度だし月に20万もいかないくらい。そんなはした金と今は思いますが、当時の私はこれでもスーパーハッピー。いまの私には山も船もなんでも買えると気が大きくなってた。実際はデニーズで値段見ないで注文できるようになったくらいな程度だったが。

輝き、ここは【ちゃんとしている】と思う。はじめての店だから、なにもかもこんなものかと飲み込んでいたけど、今考えるとお店と言うより企業としている。そんな感じ。人によって働くうえで必要な条件は違うけど、適当な所よりしっかりしたお店の方がいいに決まってます。バックの高さに惹かれて適当なところで働くより、まずはお店＝企業としてしっかりしてるところを選ぶのはとても大事だと思いました。のちに働くお店でがっかりするところが多いから、最初に働いたお店がここでなければ風俗を続けていなかったかもしれない。それがいいのかは別として働いてみて損はないと思う。本強客は多いし、ドライバーにイラっとする人もいるが、それでも4点を下回るとは思わない。